雨の中の退院
まさか、こんな雨の日に退院になるとは想定外でした。
退院の時間は午前10時。
息子が休暇を取って、9時前には来てくれる予定でしたが、あいにくの雨で道路は激混み。
挙げ句の果ては高速道路の最寄の降り口は閉鎖。
とても予定している時間に間に合いそうにないので、急きょ娘の車で病院まで送り届けてもらい、息子とは病院で待ち合わせました。
するとどうでしょう
全く二人が同時に別々の入り口から入ってきて、エレベーター前で見事に合流!
こんな同時ってある?!
というぐらいのタイミングでした。
とにかく自転車より時間のかかる車。
約束の時間がある時は、なかなかやっかいな乗り物です。
いつもはなかなか乗れないエレベーターなのに、今日は、1Fに停止しているエレベーターに乗れて、スイスイと8Fまで上がれました。
ナースステーションに着いて、挨拶をすると、すぐに病室に担当の看護師さんが来てくれました。
ロッカーやベッド周りの私物を袋に詰めていると、事務員さんが「退院の清算書です」と自動清算できる用紙をすぐに届けに来てくれました。
息子には、1Fの自動精算機で精算を済ませてもらい、先に荷物を持って家に帰ってもらいました。
精算は、待ち時間もゼロです。
担当看護師さんからは、ケアマネや訪問看護師に宛てた申し送り書を手渡され、受け取りにサインをしたら、もうあとは介護タクシーを待つだけです。
その間、お世話になった看護師長さんがずっと話し相手になってくれていました。
なんと心強かったことでしょう。
病院のレビューは最低クラスばかりですが、私にとっては星5つ!です!
本当によくしていただきました。
感謝しかありません。
10時半には訪問看護師さん2名やヘルパーさん2名ケアマネさんなど、家に大集合してくださって私たちの帰りをまってくれていました。
介護タクシーも雨のために少し遅れて帰ってきました。
雨が降りしきる中の、乗降車だったのだけは大変でしたが、ちゃんと雨用のカバーもかけてくださるし、顔の周りに傘を差しかけるだけでなんとか濡れずに家の中まで運べました。
介護タクシーの料金は、7,800円ほどでした。
できれば、もう利用したくはない、かな。
そこからは、看護師さんがいろいろやってくださったり、今後の訪問の日程を調整したり、でも母の腕が想定以上に浮腫んでいたので、点滴はできず一度かかりつけ医にもちかえり、午後3時半にもう一度契約書類を持って来られました。
契約書のサインと捺印だけで、どれほどかかったでしょう!
看護師さんが帰ってからも、母の痰の絡みが酷かったのでさっそく自分でも吸引をしました。
明日からは、訪看さんが午前と午後の2回来て吸痰してくださるそうです。
訪看さんは、4週間医療保険制度を利用しての看護なので、どれだけ利用しても、上限金額が18,000円だということでした。
明日は午前中に訪看さんとヘルパーさんが重なるのですが、それ以降は、時間をずらしてシフトを組んでもらうようになっています。
明日、シフトをもらえるそうです。
19時45分には、夜診を終えたかかりつけ医がさっそく往診に来てくださりました。
点滴を試みてくださいましたが、やはりうまく針が入らないので今日の点滴は中止になりました。
明日、ベテランの訪看さんに再挑戦してもらうことになりそうです。
だけど、このまま点滴が困難な場合は、鼻のチューブから栄養を入れる予定はありません。
かかりつけの先生は、1時間ほど私たちとケアマネさんと話をして帰られました。
これからは2週間おきの往診を予定されているそうです。
母の呼吸は今のところ楽そうです。
最初、自動体位変換機能を使ってベッドを左右に傾けていたのですが、それだと頭が横を向けないので、結局、私が2、3時間おきにクッションを挟んで頭の向きも変えて、体位変換をしています。
深夜は自動体位変換機能を使ってみようかとは思いますが、多分それだと頭が横を向けないので難しいかな、という気がしています。
結局、短時間睡眠にならざるを得ないのかな、という状況です。
いいんです。
やれるところまでやるしかありません。
寝れる時に寝るしかありません。
これからすごい日々が待っていそうです。
今、この記事は実家の台所でタブレットを使って書いていますが、不安定だったインターネットのWi-Fi環境は、私より詳しい息子が、5Gより2.4Gの方が障害物がある時は繋がりやすいで、といって、繋ぎ直してくれました!
まぁちょっと遅いけど、なんとかなるレベルです。
みんな協力的でありがたいな。
娘も食事の支度をしてくれるので、こんな状況でもなんとか皆んなが温かいご飯を食べられています。
本当にありがたい。
りおなは笑顔を振りまいて癒してくれています。
天使の贈り物のようです。
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