【終末期 在宅での看取り】一番落ち着かなかった朝
昨日、訪問看護師さんから「今日明日が峠かも」という話もあったので
早朝に父からの電話で起こされるかもしれないと覚悟して寝ていました。
そのせいか、朝目覚めた瞬間から不安で落ち着きません。
まぁだけど午前6時台に電話が掛かって来ていないということは、大丈夫なんだろうとは思いながら母のところを訪問しました。
指先に付ける酸素濃度計で測ってみると、なかなか数値が表示されません。
もう無理かな?と思っているときに表示された脈拍数を見てビックリ!
なんと230と!
そんな馬鹿な!とは思いましたが、あとで看護師さんに聞くと、機械の脈拍は予測計なのでたまたま速い時に測定したものが結果として表示されたんだろうということでした。
酸素濃度は私の買った機械では表示されませんでしたが、看護師さんのもので測ると80台で表示されました。
せっかく8千円以上もするのを買ったのに、全然使えんやん!
健康な人の数値が測れても意味がないんですけど・・・。
いつもは私が来ると自分の部屋から出てきている父なのですが、今日は声は掛けて部屋は覗きましたが、最初から最後まで出てきませんでした。
あえて現状から目をそむけているように感じました。
どうしよう・・・
主治医に電話した方がいいんだろうか・・・
訪問看護師さんにちょっと早めに来てくださいって電話しようか・・・
とか考えていると落ち着かず、自宅と母のところを行ったり来たりしていました。
9時15分に朝の訪問看護師さんが来られて心底ホッとしました。
今朝もオシッコが出ていました。
どこにそれだけの水分が残っているのか不思議です。
看護師さんが痰の吸引などをしてくれて、口の中の手入れをしてくれたあとは、不思議と呼吸が落ち着いたように見えました。
熱はやはり39度ぐらいが続いていました。
頭の下に保冷剤を入れていましたが、あっという間に溶けてしまいます。
気休めみたいな感じになっていますが、夜はわきの下にも入れました。
病院のように定期的に交換できるわけじゃないので、本当に気休めです。
午後には兄嫁さんとその長女(姪)が来ました。
葬儀の話題を父を交えてしましたが、昭和一桁生まれで世間との関わりが一切ない父との会話は非常に疲れます。
まぁこれは私にしかわからない苦労だと思います。
とんでもない考え方の人ですので。
たとえば、「明日主治医の先生が往診に来てくれはるって」と父に報告すると
「医者みたいなん何しに来よんねん、あんなん金儲けのために来よるだけや」とか。
とんでもない答えが返ってくるんで、もはや絶句するしかありません。
とにかくすべての会話が否定から始まるんですよ。
全てです。
全て、何もかも、否定されない会話が一切ありません。
どう話を持ちかけたら否定されないか考えてから話し始める癖がついているのですが、それでも全否定されます。
さすがに主治医の往診を否定された時には私も「じゃあ、先生にそう言えば!!」と返してしまいました。
父への対応でメンタルがやられます。
りおなは珍しく朝も午後も勝手に昼寝をしたので「うん?珍しいな」と思っていると、ちょっと体温が高めのようです。
体温計を母のところに置いていて測っていないのですが、機嫌はそれほど悪くないものの、ちょっと気になるかな。
今日も娘たちがわが家に泊まってくれていて、ただいるだけなのですが心強いです。
明日はどんな一日になるのか、私にもわかりません。
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